こんにちは、平凡な建築学生です。
今回は、僕が建築課題と両立しながら宅建に合格した勉強スケジュールを全部公開します。
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プロフィール
建築学科の大学生
「学生証だけじゃつまらない、人と違う身分証明書が欲しい」
そんな理由で宅建を取りました。
建築と不動産、法律や土地のことを知る中で、モノの見え方が少し変わった気がします。
このブログでは、建築学生として宅建を学んだ経験や考えたことを、ゆるく発信していきます。
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「建築学生って課題多すぎて資格勉強なんてムリじゃない?」
…そう思っていた僕が、どうやって合格したのか。
同じように悩んでいる人に、リアルなイメージが伝われば嬉しいです。
僕の勉強法の特徴は「時間をかけない」です。
◆ 1. 勉強スタート:5月
5月にふと思い立ち、勉強を始めました。
使ったテキストは「宅建士合格のトリセツ」

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絵が多くてわかりやすそうという理由で選びました。最初のテキストの目的は、暗記よりも専門用語や仕組みの理解が重要です。各個人のわかりやすいもので大丈夫です。
テキストは流し読み程度。
民法など難しそうな用語も、最初は「ふーん、こんな言葉があるんだ」くらいの理解でOK。何時間も必死に覚えなくても大丈夫。
この段階で意識したのは、「宅建の世界の常識」を身につけること。例えば、民法なら一貫しているのが「誰が一番かわいそうか」という考え方です。これが分かれば少しの例外や知識で基本を解けるようになります。また応用も効くようになります。
◆ 2. 基礎固め:6月〜7月(授業と課題が忙しい時期)
製図が本格的に始まると、とても忙しくなります。
だからこの時期は宅建の知識に触れることが大切。
僕のやり方はこんな感じ:
- テキストを少しだけ覚えるつもりで読む
- 一問一答形式のテキストで知識の確かめ
- スキマ時間で携帯のアプリ
テキストの知識を覚えるときのコツは反復です。一度に全部覚えるのでは、すぐ忘れます。繰り返し読むことで「なんか見覚えあるな」という状態を重ねていきます。
ここで僕がやっていればもっと楽だっただろうなということが「出来るだけ薄いテキストを使う」ということ。薄いテキストほど反復しやすく覚えやすいです。
おすすめのテキストは「宅建士超速マスター」です。要点がまとまっていてとても覚えることに適しています。

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◆ 3. 演習期:8月(夏休みで一気に伸ばす)
夏休みは宅建勉強の“勝負期”。
ここで勉強時間を増やしました。というより僕の場合は焦ったというのが正しいです。なので軽い暗記から本格的な暗記に移りました。とても遅かったと思います。皆さんはもっと早くから取り組んだほうがいいでしょう。
1日の目標は2時間。
この時期に過去問を一旦やってみましょう。この時期に過去問をやる理由は、知識がある程度ついているこの時期に過去問を見ることで、自分に足りないところを洗い出すためです。1,2年分でいいです。点数もどうでもいいです。とにかく足りないなという部分を見つけましょう。
ここで知識が足りないなと感じた方(僕自身もそうでした)は、YouTubeを頼りましょう。耳で情報を取り込み、ノートにメモすることで手を動かす。これは知識を入れること以外にも、勉強しているという実感を与えてくれて、自信につながります。
おすすめは「宅建吉野塾」です。僕はYouTubeのみ利用しました。
実際のノート

この時期は、知識をとにかく詰め込んで戦えるようにしなくてはいけません。そのために様々な手段で暗記していきましょう。でも忘れてはいけないことが、「宅建の世界の常識」を意識すること。これが細かい暗記をある程度不要にしてくれます。
◆ 4. 追い込み期:9月〜試験直前(ラスト1か月)
ここからは新しいことはやらず、過去問と模試中心。
僕はやれませんでしたが、間違えた問題をノートにメモするといいでしょう。
過去問を解くには知識と先程から言っている「宅建の世界の常識」みたいなものが必要です。この記事では詳しくは触れませんが、また別の記事で書こうと思います。
◆ 5. 試験1週間前の過ごし方
最後の1週間はアウトプット中心。過去問と模試を繰り返し解きます。ここでの模試とは、テキストの予想問題のことです。宅建模試などがありますが、お金もかかるので受ける必要はないと思います。(僕はそもそも知らなかった。実務講習で初めて知った。)
間違えた問題には付箋を貼り、最後の3日間で潰していく。
これを毎日繰り返すと、苦手分野が自然に減っていきます。
試験前日は軽くノートを眺める程度で終了。
当日は「ここまでやったんだから大丈夫」とリラックスして臨みました。
ここで個人的なおすすめですが、試験前にレモン汁を飲むとよく頭が冴えます。誰か理由を調べてほしいものです。
◆ まとめ:宅建勉強は“自分をコントロールする訓練”
振り返ると、宅建の勉強で身についたのは資格だけじゃありません。
**「勉強方法を工夫する力」**が養われました。
建築課題はやり方の王道があるものの、宅建は自分で方法を決めないと進みません。
だから、自分に適した方法が自然と身につきます。
僕はこの経験が、設計課題、試験勉強さらに今後のキャリアにも生きていると感じています。
建築学生にとって宅建勉強は、単なる資格取得以上の価値があります。
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