プラウドタワー池袋は地味なマンション?池袋の変化の先駆け的存在プラウドタワー池袋を解説

マンション
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プラウドタワー池袋 は、南池袋二丁目C地区再開発の中核住宅。
池袋は「巨大ターミナル」ですが、同時に住宅としての評価は分かれるエリアです。

その理由は

  • 繁華街イメージ
  • 人流の多さ
  • 副都心という立ち位置

つまり「利便性は強いが、住宅地としては評価が揺れやすい都市」です。
このタワーはその評価を変えるための都市計画プロジェクトでもあります。


Ⅰ. 建築の視点


A 外装

1 意匠(街のランドマークとしての設計)

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この建物は湾岸タワーの「軽さ」と違い、
都市の重心になる“垂直性”を強調したデザインです。

理由は単純で、池袋は

  • ビル密度が高い
  • 視線が遠くまで抜けない
  • 水辺がない

つまり
眺望ではなく存在感で価値を作る都市型タワーです。

→ ランドマーク型の資産設計

そのため外観は一般的なマンションと似ており、湾岸のようなきらびやかさや華やかさ、派手さは皆無です。


2 構造

都心密集地では風より地震応答が支配的です。
このクラスのタワーは制震または免震構造が採用され、
長周期揺れへの居住性確保が主目的になります。

重要なのは
湾岸:風揺れ対策
副都心:地震時の生活継続性

設計思想が異なります。

形状も単純で特に難しい構造は使われていません。


3 環境

池袋の住宅は湾岸と逆で

  • 騒音
  • 人工光
  • 視線

が主要課題です。

つまり外装設計は
「開く」ではなく
都市を遮断する設計になります。

公開空地なども少なく、非常に地味な存在です。


4 設備

高性能サッシ・遮音性能が価値になります。
湾岸の“眺望設備”ではなく
都市生活対応設備です。

まさに生活を軸に置いた設備です。


5 外構

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この物件の価値は建物単体ではなく
周辺再開発と一体です。

  • 公園
  • 歩行者動線
  • 商業施設

つまり
街区価値依存型マンションです。

公開空地や緑地、水辺といった設備は一切なく、外構デザインは最低限です。外に開くマンションではなく、生活者のための閉じたマンションです。

マンション単体で街区を変える存在ではなく、街区を合わせて変えていかないとマンションの真価を十分に発揮できないかもしれません。


6 施工

再開発タワーは大規模プレキャスト施工となり、
品質は安定しやすい一方
工期が長くコスト影響を受けやすい特徴があります。

形状はシンプルで、プレキャスト工法のメリットを生かしやすいです。


7 維持管理

都市型タワーの維持費は

  • ガラス清掃
  • 共用部運営
  • 防犯設備

に集中します。

湾岸より
防犯コストの比重が高いのが特徴です。


B 内装

1 意匠

都市型はホテルライクより
機能性重視の設計になります。

理由:在宅率が低い居住者が多い


2 構造

アウトフレーム寄り設計が多く、
家具配置の自由度が資産性に直結します。


3 環境

遮音性能が価値の中心です。
ここが弱いと評価が大きく下がります。


4 設備

ディスポーザー・床暖房など
生活効率を上げる設備が中心になります。

また、木質材料が少なく、石材が多く使われているので実用的な造りです。


5 外構との関係

ラウンジは住戸拡張ではなく
来客対応の都市機能になります。

生活に必要な機能が詰まっていると言えます。


6 施工

戸数が多く品質は均一化しやすいです。

ただし間取りの種類が19種類もあり、コストが上がり、管理が大変でしょう。


7 維持管理

共用施設の使用率が低いため
満足度と費用のギャップが出やすいタイプです。

共用設備に特殊なものはないですが、間取りの多種多様さ、プレミアムクラスの存在が費用の調整面で厄介です。


Ⅱ 不動産の視点


1 立地

池袋は

  • JR山手線ターミナル
  • 複数路線交差
  • 副都心

利便性は最高クラスですが
高級住宅地ではありません。

→ 価格の上限は都心3区より低い


2 経済性

副都心マンションは

  • 賃貸需要が非常に強い
  • 実需価格は伸びにくい

という特徴があります。

つまり
利回り型市場です。


3 時間的要素

池袋は現在「評価改善期」です。

再開発により
繁華街 → 生活都市
へ変換中

上昇余地は湾岸より
都市イメージ改善に依存します。


4 開発会社

野村不動産
プラウドブランドは実需志向が強く
賃貸特化ではない住宅供給の特徴があります。


Ⅲ 総合評価

強み

  • 圧倒的交通利便性
  • 再開発による評価改善余地
  • 賃貸需要の強さ
  • 都市型居住の合理性

弱み

  • 高級住宅地ブランドが弱い
  • 市況影響を受けやすい
  • 周辺環境の好みが分かれる
  • 眺望価値が限定的

結論

プラウドタワー池袋は

「高級住宅」ではなく
都市生活の効率を買う住宅

資産としては
値上がりより“流動性”重視のタワーです。

参考文献

  • 野村不動産 公式物件資料・プラウドブランド資料
  • 豊島区 南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業資料
  • 東京都都市計画決定資料(池袋副都心整備計画)
  • 不動産経済研究所「首都圏新築マンション市場動向」
  • 日本建築学会「超高層集合住宅の計画・維持管理指針」

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