「地方の再開発はなぜ“巨大すぎる建物”を作りたがるのか?」全国で同じ失敗が繰り返される理由


導入

仙台、札幌、新潟、松山、熊本、静岡…。

多くの地方都市を歩いて分かったことがある。

どの都市も、同じ間違いをしている。

それが、

「巨大ビル=発展」
という古すぎる価値観に縛られていること。


① 土地の“スケール感”を無視している

地方都市の地価は高くない。
だから巨大ビルを作る必要が本来ない。

なのに建てたがる。

理由は簡単で、

  • 行政 → 実績がほしい
  • デベロッパー → 補助金がほしい
  • 住民 → “都会感”に弱い

② 地元経済が支えられない

大規模ビルは

・高いテナント料
・高い維持費
・高い管理費

地元企業が入れない

結果、ビルが“空洞化”する。


③ 巨大ビルは都市の“死角”を生む

ビルが生まれると影も生まれる。
地方都市の中心部にはこれが最悪で、

  • 人が通らない道
  • 壊れた商店街
  • 空きテナントだらけの脇道

ができる。


まとめ

地方都市が必要なのは
「巨大な箱」ではなく、

“小さな成功体験を積み重ねる街づくり”。

この発想が欠けている限り、
再開発は成功しない。

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