なぜ地方都市の駅前は「夜になると急につまらなくなる」のか?再開発の落とし穴

導入

地方都市の駅前を夜に歩くと、こう思うことが多い。

「昼はまあまあなのに、夜つまらなすぎない?」

仙台、静岡、岡山、金沢、松山…。
これは特定の街の問題ではなく、構造的な欠陥です。


理由①|再開発が「昼の顔」しか想定していない

多くの駅前再開発は

  • 通勤
  • 買い物
  • 観光(昼)

を前提に設計されています。

結果、

  • 夜に開いている店が少ない
  • 滞在できる場所がない
  • 明かりはあるのに人がいない

**“空洞化した夜景”**が生まれます。


理由②|住宅が少なすぎる

駅前に住民がいない街は、夜に死にます。

再開発ビルが

  • オフィス
  • ホテル
  • 商業
    に偏りすぎると、生活のリズムが消える。

理由③|「健全すぎる」街はつまらない

治安・管理・ルールを重視しすぎると、

  • 路上文化
  • 立ち話
  • なんとなくの滞在

が排除されます。


まとめ

地方都市の駅前は
「昼の成功」と「夜の失敗」を同時に抱えている

ここに気づけるかどうかで、
次の再開発の質は大きく変わります。

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