導入
愛媛県・松山市。
松山駅前では再開発が動き出し、
新しい駅ビルや商業施設の計画が進んでいます。
資料だけ見ると「いい感じ」なんですが、
実際に歩いてみると、違和感がありました。
「松山ってこんな街だったっけ？」
駅前の“均質化”が始まっている
松山駅前は今、
- 広い歩行者空間
- ガラス張りの新ビル計画
- JR主導の整備方針
こうした「典型的な地方中枢都市の再開発」路線に入っています。
しかし松山はもともと
城下町×商店街文化×路面電車の街。
でも再開発案には
その“らしさ”が薄い。
街を歩いて感じた２つの疑問
① 低密度なのに「都会ふう」にしすぎでは？
松山は回遊性が低い街です。
なのに広場を作りすぎたり、
ビルのスケールだけ大きくしたりすると…
人がいない空間が生まれやすい。
② 郊外型の商業圧が強すぎる
松山市民は
・クルマ移動
・郊外ショッピングモール
・駐車場優先
の行動が多い。
ここに駅前再開発をぶつけても、
「駅前＝生活の中心」にはなりづらい。
まとめ
松山駅前は「綺麗になる」方向へ進んでいますが、
それが街の魅力を引き出すのかは別問題。
建築学生として歩いた実感は、
「松山らしさ」が溶けていくスピードの方が速い
というものでした。
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